通販で服を購入して、痛い思いをしたのはだいぶ以前のことでした。
平日の午後四時頃、刑事ドラマを見ていると突然、大手百貨店のテレビショッピングが始まったのです。そこで紹介されていたのが、以前から購入しようと思っていた革ジャンパーでした。
「高級牛革を使っているので、すごく滑らかな手触りです!」「50枚限定、今の時間だけの特別価格でご紹介しています」と綺麗な女性が説明していました。
大手百貨店のネームバリューを鵜呑みにして、私は説明を聞くたびドンドン「買いたい!」という欲求に支配されて行きました。
革製品だったのでそれなりの値段でしたが、思い切って購入することに決めたのです。
届いた商品はと言うと、「何だこの品物!? 滑らかというよりただ薄くて貧弱なだけじゃないか!!」と思えるような粗雑な商品が届いたのです。私は「あ~、やられた!」と思いました。
それであれば、「もう通販にはだまされないぞ!」と心に決めるのですが、魅力的な服が安く売られているとついつい欲しくなるのが人情です。
通販は、実際の商品を間近で見て、試着できないことが大きな問題点だといえます。販売側は、あの手この手を使って売れない商品をさばこうとしますから、うまい表現にだまされないよう充分に気をつける必要があります。
また、最近は浅はかな口コミ情報も多いので、購入者の意見だから大丈夫と鵜呑みにすると失敗することも多いです。
商品情報を持っている場合と、失敗しても試してみる価値があると思える時以外は、「通販では、服は買わない」と決めておいた方が良いのかもしれません。
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